現役薬学部生の備忘録

現役薬学部生が受験や大学のことについてゆるーく話します

多くの人は間違っている!? 薬の正しい飲み方!!

どうもこんにちは「とるえん」です!

 

 僕をしらない人もいると思うのでまずは自己紹介をどうぞ~

yakugaku-hibi.hatenablog.com

また薬学部について疑問がある方はこちら!↓↓

 

yakugaku-hibi.hatenablog.com

 

 

 

さてさて皆さんは普段、薬やサプリメントって飲んでいますか?

僕は受験時代、お腹が痛くなることが多かったのでよく整腸剤のような薬を飲んでいました。授業中の腹痛は地獄でしたね。また今も時々サプリメントなどを飲んだりしています。

このように薬やサプリメントは、多くの人が何らかの形で飲む機会があると思います。

 

しかし皆さんは、それらの薬を   本当に正しく飲めているでしょうか??

 

おそらく、飲めばすべて同じだと高を括ってテキトーに飲んでいる方が大半であると思われます。

 実は、薬は正しく飲まないと望まれる効果が100%発揮出来ません

そうすると効き目が弱くなったり、下手するとより症状を悪化させることもあります。とても怖いですね。

そこで今回は、薬の正しい飲み方を紹介しようと思います!

正確な知識を手に入れ、どんどん実践していきましょう!!!

 

もくじページ

 

水で飲もう

まず錠剤や粉薬、カプセル薬を飲むときは基本的に水と一緒に飲んでください。

これにはいくつか理由があって、まず一つが胃の中で薬が溶けやすくなるからです。薬が溶けることで薬の有効成分をより吸収しやすくなります。次に、水と一緒に飲むことによって食道の粘膜に付着する危険性をさげることができます。 

つまり、水なしで錠剤だけ飲む人は薬の効き目が遅くなったり、うまく呑み込めなかったりする恐れがあり、逆に水と飲む人はこれらの恐れを低くすることができます。

 

 では水以外で飲むと?

手元に水がないとき、つい近くのお茶やジュース、牛乳などで飲んでしまうときありますよね?たしかに技術の進歩で製剤のクオリティが上がり昔より悪影響が少なくなったかもしれません。

しかし薬によっては相互作用や、相乗効果によって思いがけないトラブルが起きる可能性がありとても危険です!!

例  グレープフルーツとカルシウム拮抗剤(高血圧や狭心症の薬)

      睡眠剤とお酒(アルコール)            など

場合によっては死に至ることもあるので細心の注意が必要です。。

 つまり結論を述べると水以外で飲むと、思わぬ相互作用が起きる可能性があります。そのため薬は水で飲むようにしましょう!

 

カプセルや錠剤は噛みくだいてもよい!?

結論から言うと、ダメです! 

中身を飲んだ方が効きやすいだろう、胃に入ってしまえば同じだ等の声をよく聞きます。

しかしカプセルや錠剤は、薬をコーティングすることによって、ゆっくり溶け薬の効果を長く持続したり胃を守るために腸で溶けるなど様々な工夫がされています。

つまりカプセルや錠剤になっているのはしっかりとした目的や意味があるのです。

このように、カプセルや錠剤を噛み砕いたり開けたりすることは、製薬会社の工夫を無駄にすることになり逆に悪影響を与える可能性まで出てきます。(胃が荒れる、苦くて飲みづらい等)

なので薬はそのまま飲むことが一番正しい飲み方で、それによって最大限薬の効果が発揮されます。

(最近はわざと噛んで飲む薬もあるのでその場合は医師や薬剤師の指示に従ってください)

上を向いて薬を飲むのは危ない!?

みなさんは薬を飲むときどうやってのみますか?上を向いて飲む方が多いんじゃないでしょうか。しかしそれは命に関わることもあります。

まず上を向くと気道が開くのはわかりますか??

気道を確保するときに顎を上げますよね。つまり上を向いて薬を飲むと薬や水が気管に入りやすくなりむせやすくなってしまうのです。

そのため実際に薬を飲む際は、正面向きまたは軽く上を向く程度にしましょう。

また、これは錠剤の場合でカプセル薬の場合は飲む向きが異なります。

カプセル薬は錠剤と違って密度が小さく水に浮くものが多いです。つまり上を向いてしまうと水に浮いて食道から遠くなってしまいます。そこでカプセル薬を飲む際は、すこし下を向いて飲むことで食道へ近づくためより飲みやすくなるのです。

 

まとめると、薬を飲むときの飲む向きは

錠剤なら上向き、カプセル薬なら下向き。但しどちらも上下の向き方は軽くということになります。

 

まとめ

薬を飲むときは、水で噛んだりせずそのまま飲む が重要です!!

 また薬によって特性が異なるのでわからないことがあればかかりつけの医師・薬剤師に聞きましょう。

 

それでは今回は終わり!

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
にほんブログ村